KK
「出来ることなら挙げて欲しくなかった」
桑田のこの一言が当時世間をどれだけ揺るがしたか、僕はリアルタイムでは知らない。
生涯最大の虚言。でも、この言葉が桑田と清原の関係の深さを物語っていると思う。
『勝負の世界は甘くない』
そのことを誰よりも痛感したであろうKKコンビ。
誰よりも巨人を愛する2人のKにとってあのドラフトは本当に人生で一番辛い瞬間だったのだと思う。
清原は自身の著書かなにかで
「あの時は桑田を憎んでいた」
と語ったそう。そりゃ誰でも清原の立場であったら本気で憎いと思う。
それでもめげずプロを続け、後に巨人へと清原は入団したわけですがその間どれだけ苦しかったことか。
本人にしかわからない。そして同時に桑田もどれだけ悩んで巨人入団を決断したか、プロを続けてきたことか。
偉大なるPL学園KKコンビの今まで明かされなかった真実を先ほどやっていたTBSのカリスマ白書という番組で知り、思わず涙が出そうになりました。
僕は幼少の頃から桑田真澄のファン(野球やってたわけでもないのですが)です。
それ故、今まで桑田のしてきたことが全て正しいと思ってきたのですが、決してそうではなく桑田は誰よりも自身の過ちを責めていて、誰よりも辛かったということ。
そして、それでも崩れることがなかった2人の友情。
桑田真澄と清原和博。この2人なしに巨人、野球界の歴史は語れないと思う。
いやー、本当に泣ける。素晴らしすぎる。桑田ファンでよかったと改めて思いました(笑)